授業が始まれば女の子たちがしぶしぶ帰っていくけど、休み時間になるとまた女の子が八鍬くんの周りにやってきて私はゆっくりできない。
だからその度に菜々の所に向かう。
「ふぅ…」
今は昼休みで、私は一人屋上にいる。
屋上は滅多に誰もこないから、めがねも三つ編みも外している。
「この格好が一番楽だよ」
「ふーん?それがあんたの本当の姿?和中サン」
「誰!?」
振り替えると転入生の八鍬くんがいる。
「なんでここに!?」
「和中サンが走っていくのが見えたから?」
なんで疑問系なの!
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