「きいとんのかオラッ」 突然グループの中の一人が俺の胸倉を掴んで 投げ飛ばされた。 「やめろ、」 リーダーが低い声でそう言い放った。 「な、んでっ俺がこんなめにあわないといけないんですかっ…」 俺が蹴られた傷をおさえながらいうと 不良たちは一気に笑い出した。 「お前、俺の妹振ってくれたらしいじゃん。」 リーダーが低くどすのきいた声で言った 「え…?」 振った…? この一週間で8人もの女子を振ったから誰のことを言ってるのかもわからない 「誰のことかわすれたんじゃねぇだろーな!」