みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部



綾に電話を出来たのは、次の日の夜だった。



彼女はひどく心配してくれたし、励ましてくれた。



〔あおい?ねえ今度会おう?〕


「…え?」


目を見開いた拍子に、涙がこぼれ落ちた。


〔会おうよ。なんだったらあたしがあおいんとこ行く。費用なんてバイトすれば案外早く貯まるんだって〕



まるで目の前に、微笑んでいる綾が見えるようだ。



「………あたしも会いたい」


また、涙が溢れる。笑いながら背中をさすってくれる綾がみえる。



ああ。あたし、寂しかったんだ。



〔あはは、なんか今から楽しみ!〕



「うん、あたしも」



〔約束ね!あおい、無理しないでね〕



「うん……綾、ありがとう」



友達の暖かさに、胸が熱くなった。

負けちゃいけない。


こんなんで負けちゃいけないんだ。


松永さんなんかに。


あおいは、ぐいと涙を拭った。


渡された紙きれを手に取る。松永さんの連絡先が書かれている。


あたしはそれを睨んだ。