みつあみ少女にティアラを乗せて ж2部



藤咲さんは、電話を掛けた。


フランス語で何かを話す。


しばらくして電話を切った。


「あおい様、これは松永のケータイに繋がっていません。松永が前勤めていたお屋敷の電話です」


「えっ?」


あたしは目を丸くした。
どういうこと?


と、あたし達の突然背後から声がした。


「まぬけだなあ、おまえら」


あたしと藤咲さんは、いっせいに振り向いた。



「………松永!」


「松永さん!?」


立っていた。
あの男が、立っていた。