次の日の日暮れ、あたしと藤咲さんは屋敷を出た。
「あおい様、どうするつもりです?」
藤咲さんはあおいの隣を一歩下がって歩き不審そうにたずねた。
「この前、松永さんに会ったときに、松永さんのポケットから電話番号のメモが落ちたの。どういうつもりか分からないけど、きっとあたし達への挑戦状だよね」
あおいは前を見つめ足を早めながら言った。
「だから受けてたとうと思う」
ポケットからは、嘘だけど。
松永さんは藤咲さんの事を教えてやると言ってメモを渡してきた。
あおいはショックから立ち直ってから、益々腹が立ってきていた。
藤咲さんであたしを釣ろうとなんて、最低。最悪。
お母さんを脅してお金も取ろうとして!
「最悪!」
知らずに口が言葉が飛び出した。

