…平和だなぁ。


ユキはななめ前の席のジュンペイを見てそう思った。


ユキはジュンペイのことが中学一年生のころから好きだった。


ただ物静かなユキにとって、明るくにぎやかなジュンペイに話しかけると言うことは大きな問題だった。


あーあ…

私に勇気があればなぁ…


ユキはいつも思っていた。