アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「かあさん」


恭平の声がした。


奈々さんが手を振った。


「おめでとうね。恭平。」


「ありがとう。
かあさんのおけげだよ。
それから恵太さんにも感謝しなきゃ。」


スーツ姿が眩しい

恭平は本当に成長した。
線の細い男の子から
今は逞しい男性に変わっていた。


葬式の時もてきぱきと
動いてくれて
本当に逞しかった。



「素敵よ。恭平。」



奈々さんが目を細めた。


複雑だったけど
こうして恭平の晴れ姿を見られて
よかった・・・


私はそう思った。



「今日はね~豪華ホテルの
ディナーを用意してあるのよ。」



「マジに?
無理するなって」




「働いて返してくれたらいいわ。」



「なんだ~返すのかい」



二人の笑い声が
楽しそうだった。