アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

ふたりが東京に戻っていった。
恭平も卒業を控えて
奈々さんからは

毎日のように
私を心配して電話が来ていた。


「恵太さんに恩返しするには
私がメグちゃんを
絶対幸せにしなくっちゃいけないわ。」


奈々さんは明るくそう言った。

「大丈夫よ・・・・
今はまだいい人はいないけど
マイペースで行くから~」


私もそう答える。


「卒業式にこっちにこれる?」


「恭平の?」


「一緒にお祝いしましょうよ。
恭平も喜ぶから・・・・・」



奈々さんは私と恭平のこと
疑っていると
父が言ってたけど……


「そんな大事な行事に
私もいってもいいの?」



「何言ってるの?
メグちゃん!!
お休み2日くらいとれるでしょ?
待ってるからね。」




「あ…うん…」

今はまだ恭平に会いたくなかった。
忘れようとしてるから

やっぱり本人に会うのは
その努力が無駄になってしまうようで
怖かった。




 会いたい


 会いたくない


 でも…会いたい……

複雑な想いを隠して 姉として
東京に飛んだ。