アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「そっくりね~」
思わず口走った。


「うん。
よく言われるよ・・・・。
遺伝っておもしろいよな~
勉強してるとなおのこと
もっと追究したくなるよ。」



音色ちゃんを見つめる甲斐の目は
とろけそうだった。



「な~んか父親の顔してるけど?」

私が覗き込むと
甲斐はにっこり笑った。


「これから…俺がいろんな意味で
支えていかなきゃいけないって
思っている。
だからメグにも理解してほしいんだ。
兄貴のだいじな一人娘だから……
メグにはイヤな話かもしれないけど
音色の母親とのこともあるからさ……
だけど…わかってほしいんだ。
それで今日こうして
会ってもらった。
多分 こういうこと増えると思う…」



甲斐は優しい


きっとこれからこの親子を
一生懸命に支えていくだろう……

そんな純粋な心を
疑うことはできない。


甲斐はそういう人

病院で患者や特に母親と接する時も
真剣で優しくて


甲斐はそういう人間……


「わかってるって…」

不安を抱えながら
私はそう答えた。