アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

耳の腫れがおさまった頃の
甲斐とのデート



すぐにでも抱かれたい気分なのに
今日は甲斐の車の助手席には
チャイルドシートが置かれていて

音色ちゃんが座ってる。



「ひさしぶり~ごめんな
このところ忙しくてさ
学会やらなんやらで……」



「ううん~
お仕事大事だし……」



ちょっとでも話そうとすると



「おじちゃま!!」
音色ちゃんの声


小さいライバルにすっかり振りまわされている。


ドームの中の遊園地でも
音色ちゃんはしっかり甲斐の手を
握って離さない。



二人が乗るコーヒーカップを
見ながら・・・・


「似てる……」と思った。


伯父と姪……遺伝はありだけど
こんなに似ていたら
音色ちゃんの母親は複雑に違いない…


元カレによく似た子供……


よっぽど甲斐の父親は
甲斐に似てるんだなと思いながら
二人を見ていた。