アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

進路を前に不安定になってる
恭平を
なんとかしてあげたい

そう思ってたけど
やっぱり・・・・
私の力では何もしてあげられない。


耳たぶを保冷剤で冷やしながら
そんなことを考えていた。



恭平の目がまるで野獣のようで
怖かった。

羊のような恭平
猫みたいな恭平



いろんな恭平がいる……


私は恭平のことたくさん知ってるけど
甲斐のことは


知らない……



いつも笑顔で優しくて
頼もしい甲斐しか知らなくて・・・・
これから一緒に生活するって
決めてもいいのかな……



週末は音色ちゃんが急きょ参加して
遊園地に出かけることになった。


もちろん快く笑顔で
快諾したけど……
甲斐の愛してた人の子供に
会うのは
少しだけ…少しだけ…
気が重い・・・・。



「それまでに耳治るかな…」

ピアスもつけることできない。



「明日仕事なのに・・・
こんな耳出して……絶対誰かに噛まれたの
わかるじゃん……」


ミラーにうつる耳は二倍に
腫れあがっている。