アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「また君に会うなんて…なんか
運命なのかな・・・・?」


私はコーヒーをおとした。


「背が伸びて顔つきがすっかり
大人になったね。
あの頃はまだ少年のようにあどけない顔を
していたけれど……」



コーヒーの香りが漂った。


「相変わらずほったらかしなんですね。
俺 あの時連れて帰った方が
あなたにもよかったとちがいますか?」
恭平はさっきまでの子供っぽさは
なくなって芽理衣の夫を見ていた。


「君はさ…まだ社会に出ていないから
大人の職場の大変さがわからない。
ある意味 お嬢様育ちで
何不自由なく生きてきた芽理衣もそう
わがまますぎるんだ。」


「でも仕事にカッコつけて
芽理衣を遠ざけてるんじゃないですか?」


「…確かにそれもあるかな…
芽理衣は重すぎるんだ・・・・
いつも一緒にいたい・・・
すごく疲れる……
子供じゃないんだ……
お互いの時間も必要だろう?
寂しくなれば浮気をする
ある程度自由にしてきてあげたつもりなんだ」                                                                                                                   
大人のふりして・・・・芽理衣の夫は
冷たいと思った。  


「芽理衣と君ができた時
正直ショックだった。
芽理衣は俺のことを愛してるって
思っていたからね・・・・。
それもこんな少年に・・・・・・
どこまでも節操のない女だなって
軽蔑した・・・・」


 軽蔑・・・・ 
 嫌いな言葉だな・・・・