アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

恭平は芽理衣の夫が
病室に入って行くのを確認して
また芽理衣の病室に近寄った



「翔くん……」



「バカなことを………
おまえはさ…子供のことも充分に
見てあげることもできないのか?
何をさせてもダメな女だよな…」
吐き捨てる様に言った。


「病気を持つお子さんをも看護する
親御さんのストレスは大きいんですよ。
そんな言い方はしないでください。
奥さんもつらかったんです。
一人で背負ってこの数カ月を
闘ってきたんですから・・・・」

甲斐のフォローにさすがだと思った。



「奥さんは軽い鬱にもかかってますし
ご主人の手助けが重要ですから
いい機会ですから
いろいろ話をしてください。
真凛ちゃんの状態も詳しく説明
したいですし。」



「あ・・・はい
明日までこっちにいます。
妻とはいい機会なので
ちゃんと話をしていきます。」


冷たい声


恭平の握った拳が震えていた。

「ぶんなぐってやりたい」


「今出ていったら
ややこしくなるから・・・・」



「うん・・・
わかってる・・・・・」
恭平は壁に拳を打ちつけた。