アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

甲斐がやってきた。


私を見つけて少し呆れたように
笑った。


「また…傷ついた顔してるぞ」

そう言うとわたしの頭をポンポンして
芽理衣の病室に入って行った。


「もうすぐご主人が来るよ。
今 真凛ちゃんのところに来てる。
恭平くんはちょっと席を外したほうがいい。」



「翔が・・・・」

芽理衣の声が不安におののいている。


「しっかり話合ったほうがいい」
恭平の声がして


病室の外に出てきた。



「恵美さん・・・・」
驚いた顔をした。


「家に一度帰らないと・・・・
姉として…奈々さんに示しがつかない」



「うん・・・
ごめん・・・・・」



私たちが歩きだした後


一瞬振り向いた翔が

「旦那が来た」とつぶやいた。



私も振り返ってその姿を確認した。



冷たそうな顔をしてる
そう思った。