アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

自問自答しながら
甲斐を待っていた。


携帯が鳴ったのは
それからしばらくしてから



「ごめん…今日いけなくなった。」


「え?どうして?」


「姪っ子が高熱で
受診してきたんだけど
肺炎の疑いがあって……ちょっと
様子見たいんだ。」



「あ・・それは大変だわ。
甲斐のお仕事だもの・・・
私は大丈夫よ…」


「ほんと?泣かないか?」


「うふふ・・・泣かない…よ」



「今晩俺が抱きしめていたかったのに」



「ありがとう…
また連絡して・・・・・」



拍子抜けして自分が滑稽だった。



「あはは・・・
人に頼ろうとしてるからよね~
神様が許さないのよ
きっと・・・・・」


甲斐のぬくもりをあてにしていた私は
また自己嫌悪感に悩みながら
長い夜を過ごした。


恭平と芽理衣のキスを
想像しては気が狂いそうだった。

想像すればするほど
眠れなかった。