甲斐からの連絡を待っていたけど
それからまたしばらく
メールも来ていない……


少し冷めた食卓を二人で囲む


少し前までは会話のあった
恭平との時間が
重苦しい時間に変わって行く



「明日 診察でしょ?
予約を入れてある?
送って行くわ」




「11時に入れてある。
よろしく・・・・・」



そう言うと携帯に目線をおとした。



私の携帯に甲斐から
電話が来たのは
夕飯の片づけが終わった頃だった。



「甲斐?・・・・恭平?
うん 変わります。」



 恭平に用事か・・・・


拍子抜けした。



テレビを見ている恭平に


「甲斐から・・・・・・・」


そう言って渡した。