アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

二人の息使いが荒くなってきた。

 もう…恭平をあきらめようか…


甲斐は私の髪の毛を弄ぶ。
多分 甲斐も必死でおさえてるような気がする。


 我慢しないで…
 奪ってくれたらいいのに…


甲斐のいい人が
贅沢にも少しムカつく……


「甲斐……」


「ん?」


「ごめんね……」


「聞きあきたよ……」


「甲斐の恋バナは?聞いたことなかった」



「普通だよ・・・・」


「甲斐は私よりずっと大人だから
たくさん恋してるんでしょ?」


「たくさん?
俺は少ないほうかな……」


「その人のこと完全に忘れた?」


「忘れた」


「忘れられる恋の方が
幸せなのかもしれないね……」


甲斐の指が私の目尻に優しく触れる…