アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「そろそろ消燈時間だから戻るよ。」


恭平が芽理衣に言った。


「明日も来てくれる?」


「うん」


「うれしい~」


「恵美さん・・・行こう」


恭平が歩きだした。


「じゃ・・・お休み芽理衣…」
私は芽理衣に平静を装って
そう言った。



「うん!!メールするね」
何も知らないっていいことね・・・・



「あ…俺そろそろあがるけど
送るよ。三十分後に待合室で・・・」


白衣の甲斐は微笑んでいる。


 みんな知らないから


そんなにおだやかでいられるのよ


私は恭平が好きだって……
知らないから・・・・



甲斐は芽理衣の肩に手をまわした。

「よかったね…松尾さん」



「はい…先生のおかげです。」


複雑な思いでその会話を聞いた。