アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

その時強い力で引き戻された。


「俺も自分が嫌いだよ。
わかってんのに…メグを嫌いになれない。
反対にどんどん好きになって…
俺は自分を見失いそうだ……」


そんな風に
考えていたなんて思ってもいなかった。


甲斐の胸に引き寄せられて
私は熱い言葉に感動していた……


 愛されてるってこういう気持ちなの?



「誰に苦しい恋をしてるんだ?
聞きたい…だけど聞けない…
俺だったらメグを苦しめる様なことは
しないのに……
全てを奪ってしまえたら
どんなに楽になるんだろう……」



「……甲斐……
もう一緒にはいられないよ……
こんなに苦しめてたなんて
思ってもいなかった。
甲斐はいつも大人で…私何も知らなくて
ひどいことしてたのね…」



甲斐の呼吸が荒くなった。


「メグ…忘れて
今言ったこと忘れて……
だから会わないとか言うな……
今まで通り大人の俺でいるから……
だから…そんなこと言わないでくれ…」


「泣いてるの?甲斐?」


甲斐の背中が震えていた。