アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「翔くんにばれちゃう……」

芽理衣は俺を押しのけて
体を素早く起こした。



「俺と一緒に札幌帰るんでしょ?」



「うん…そうなんだけど…
でもいろいろと大人には事情があるのよ。」



 また大人の事情か……



「私から追々 
彼に話すから…ちょっと待ってて~」



芽理衣は乱れた髪の毛を直して
部屋から逃げるように出ていった。


捨てられた気がした……


かあさんはずっと俺だけの
かあさんだと思ってたのに
恵太さんを連れて来た時と同じくらい
寂しかった。



でも…芽理衣は一緒いたいって言ってたし
芽理衣の夫が忙しくて
これから先も芽理衣を
ほったらかすのはわかっている。


だから…絶対俺を選ぶはず


ガキな俺は相当自信過剰だったと
今思えば恥ずかしくなる…