アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

結局 あまり口を開かない恭平


私は
「帰るね・・・・」
と言った。


恭平は
「ありがと」とだけ言った。


なんだかとっても悲しくなった。
何かあったに違いないけど
恭平は何も言ってくれない……


廊下を出ると
向のおじさんがトイレから出てきた。


「おねえちゃん帰るのか?
ボクチャンの機嫌は直ったかい?」


「いいえ~
もう帰っていいよ状態で…
何かあったんですか?」


「昼めしまでは普通だったんだ。
午後からのリハビリから
戻ってきてからおかしいんだよね~」



「ケガのことで何かあったのかな」


「回診の時は順調だから
後一週間くらいで退院できるって
言われて喜んでたけどな~」



「そうですか・・・・」



「何かわかったら教えるよ。
気をつけて帰ってな~」


おじさんを見送りながら
大きなため息をついた。