アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

「ずるいのかな……
夫がいるのに
彼に会ってみたいのって…
いけないことだと思う?」



「むずかしいけど・・・・
でもご主人と別れる気はないんでしょ?」



「うん…だって子供の父親だし…」



「松尾さんの気持ちは?」



「めちゃめちゃ愛してる…
だけど会えないんだもん……
寂しくて心細くて不安で
違う人のぬくもり求めちゃいけないんだよね。」



松尾さんの気持ちは痛いほど
私にはよくわかった。


恭平に受け入れられない現実から
逃避したくなって
甲斐の胸に飛び込みたい衝動をおさえる




「話は聞いてあげるよ……
それしかできないけど…ね…」


松尾さんが手を出した。
私はその柔らかな手を握り返した。



「メールしていい?」
松尾さんの愛くるしい笑顔


 似てないじゃん…
 甲斐ったら~~~


「あ…私の下の名前…まだ言ってなかったね。
私は芽理衣
松尾 芽理衣 よろしくね。」



「メリイ…」
どこかで聞いた響きだった。