アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

受付に飛び込んだ。


静かな廊下を走った。
救急外来の処置室が見えてきて
息を整える。


恐る恐る
処置室の前に立っていた。



固く閉ざされたドアからは誰も出てこない



待合室には子供連れの夫婦が
数組と
家族に付き添われた
老人がいた。



看護師が出てきたので
私は駆け寄った。



「ご家族の方ですね。
今検査に入っています。」


「恭平は・・・弟は大丈夫ですか?」



ひきっつった私に
看護師が優しく微笑んだ。


「意識はしっかりしてます。
安心して下さい。
ただケガをしてますから
あとで先生から話がありますので
かけて待っていてください。」



「そうですか・・・・」
私は腰が抜けてしまった。


「ご心配されたでしょ?」
看護師が手を貸してくれて
やっとイスまで歩いた。