アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

歩いて行くうちに現実に戻る。


 あ…いけない……



小走りで家について
玄関で大きな深呼吸をついた。



新しい家族



「ただいま」



大きな声で入って
「遅くなってごめんなさい」

と言いながら靴を脱ぐと
中から奈々さんが走ってくる。




「メグちゃんおつかれさま」




「ごめんなさい
すっかり遅れてしまって。」」

靴を揃えて立ち上がった。



「あら?メグちゃんなんだか
今夜はちょっと違う感じがするわ~」
奈々さんがからかう。


「そう?」
私もおどけて見せた。