頬に感じる冷気で
私は目が覚めた。

 今日は冷えたんだ……

私の横には 恭平が安らかな寝息をたてて
眠っていた…


私は恭平の顔を見つめる


目が覚めた時
愛する人が隣にいるって
なんて素敵なことなのかしら

たとえ…
私を愛してなくても
私は恭平を愛してる


なんの問題もない……


裸の体が少し前までの
恭平を覚えている……

浩二郎のようなスーパーテクは
未熟でも……


体が触れ合うところが
全て気持ちがいいのは


私は恭平を愛してるから


愛してもらえなくてもいい
こうして一緒の朝を迎えられるなら


それだけで幸せだって
自分に言い聞かせる……

恭平が罪悪感を持たないように
私の心は絶対にしられてはいけない

一人だったら凍える朝も
愛する人の腕の中は温かい……