アイシテルって言えなくて~大人女子と高校生の恋

バタバタと慌てる私に
恭平は冷めた視線で見ている。


「なにバタバタしてん?」



「10分で用意しろって言うけど
化粧はしないとまずいよね。」



「え?濃い化粧しか知らないの?
恵美さん素顔見せたことないんなら
マズイかも・・・」


「え?マズイ?そうだよね……
化粧したら絶対間に合わないし」


「普通待ってるっしょ。
そう言ったって…多少はさ~」



「そうだよね…ちょっとくらい
待ってくれるよね~」


私は慌てて薄化粧をした。


「完璧じゃないけど…ま…いっか~」



時計をみると
「5分オーバーしてる」



「けなげだね~
そんなせっかちな男
俺なら絶対にやだね~」
恭平は呆れたように言う。



私は慌てて
玄関のドアを開けた。



外に出ると

…もう浩二郎の車はなかった……


「あれ…ウソでしょう・・・・?」