男子校シックス




「そんなっ…………」


あぁ、イケメン君崩れちゃったよ


なんて冷静に観察してたら、イケメン君が立ち上がってこちらに歩いてきた




「そこまで忘れてるなら…思い出させてあげる…………」



…………ん???なんか…やな予感?!


次の瞬間背中に痛みが走り、視界が反転してしまった


「美香…愛してる」


いやいやいや。いきなりそんなこと言われても困ります。


ってゆーかマジでだれなの…………


「あの――…ホントに誰ですか」



ちょっとキレ気味に聞いてみると、どうやら押し倒すのを諦めたらしく、起き上がって話し始めた。



「ハァ~…ホントに覚えてないんだ…………スゲーショック……(泣)

ノブだよ!!冴島信夫!!ちっちゃいころ結婚するって約束したじゃん!!」