男子校シックス




で、陣と達也と陣の机で話しているところ。


「達也~なんでそんなに香ちゃんに冷たいのぉ~」

香ちゃんカワイそーって陣が達也に聞くと、

「別に」

なんて…そっけな…………

なんで~族では優しいのに…………

「ヒデぇよ達也~」と私も達也コール

達也はなんか心底めんどくさそう…………


なんかしたっけ私…

その時――…

考えてる私の目の前を、誰かが通り抜けていった....


けれど、その誰かに私は気づくことはなく、その誰かが私をジッと見て、笑みを浮かべていたなんて、知るよしもなかった…………