カラフルな軍団の中に
透き通るような銀髪の男の人がいた

綺麗な銀髪を揺らし
周りのカラフルな奴らを簡単に殴り飛ばしていた


自然と怖いなんて思わなかった
むしろカッコイイ、綺麗だと思った


一人残らず倒した銀髪はゆっくりとこちらへ振り返って目があった


「・・・っ」


後ろ姿では想像できないほどに
悲しく、冷たい目をしていた

なんて目だろう
吸い込まれるようだ

あの目に囚われないように足早にそこを立ち去った


家に着いても気分は落ち着かず
パフィが晩御飯を呼んだ時もお風呂も記憶がなく
いつの間にか朝になっていた