ピピ ピピピピ

目覚ましの音とともに
優菜は起きた。



『また、見ちゃった』
優菜は額に手をあてながら呟いた。





額から離した手には
大量の汗が付いていた。




気がついた時には
体全体が汗でぐっしょりだった。









『最近、こんな夢ばっかだ。』












優菜はシャワーを浴びて、制服に着替えてリビングに行った。







テーブルにはお弁当と
サランラップがかかったお皿と手紙が置いてあった。


サランラップの下には
綺麗な形の目玉焼きが出来上がっていた。












優菜は手紙を手に取った。







優菜へ
今日は、テスト内容発表日だね。どんな内容でも諦めないでね。お母さんは応援してるよ。