『暗闇恐怖症とか聞いたことないし』


男子は次々に優菜の悪口を言った












本当の事だったし、
なにより、暗く大人しい性格だったから男子に言いかえすことができなかった。











最終的には、優菜に石を投げてくるまでエスカレートした。
















その時















『やめろー。男が女をいじめてなにになるんだよ


さっさとどっかいけよ』

その彼は男子が投げてきた石を優菜の変わりに体で受け止めた。



頭に石が当り、傷を負ったものの重症には全然至らなかった。













その彼が 誠だった。