「レンくん…そんな風に姫華を想ってくれてるの?本当に?本気で?冗談でしょ?」


お母さん;

そんなに疑わなくても…。



すると、ガタンと音を鳴らして立ち上がった蓮。


「すみません。ご挨拶が遅れましたが、今姫華さんと真剣にお付き合いさせていただいてます」


ペコリと一礼した。


予想外の自己紹介に、あたしの胸は更に加速していく。




蓮……ありがとう。




”真剣にお付き合い”なんて。

きゅん死しちゃいそうだよ。








あたしが浸ってたのに。




「うそ~~~~~っ!」





お母さんが雄叫びをあげた。