「…なにしてんだよ」
あれ?
聞きなれた声がする……
キュッと瞑っていた目をそぉ~っと開けてみる。
「わっ!」
超ドアップの綺麗な顔が飛び込んできた。
「れ、蓮っ!!大丈夫だったの!?」
あたしが隠れてたカーテンを開けたのは、蓮だったわけで。
片手にカーテン、もう片方は窓に手をついて、あたしを覗き込むようにしてる姿が凄く………
美しいです。
「なにが?」
じゃなかった;
はぁ、と溜め息をつきながら見下ろしてくる。
「や、ファン…とか……管理人さん……」
「あ?」
「……だから、その…バレたら…ほら…」
そんな威圧的な態度とらなくたっていいじゃない。
キュンってなったのが悔しい。

