「はい、おあずけ」


ヤダ。

もう少ししていたいよ…。


「んな顔すんな。抑え利かなくなんだろぅが」


ニヤッと微笑する。

その表情さえかっこよくてみとれてしまったせいか、蓮が言ってる意味がよくわからない。


「なにを?」


何の気なしに言ったら


「もっとエッチなことしてやろうか?」


そう言って、またキャミソールに手をかけて――…










「うそ。まだヤってやんねぇよ」










強がり言っちゃって。


蓮だっていつかみたいに耳真っ赤だよ?



でもね?

そんな風に照れる蓮を知ってるのはあたしだけなんだって思ったら、余計に愛しくなっちゃって。


だからあなたはあたしを狂わすの。