「それで?」
「はい?」
「何を考えてたんだ?」
「えっ…と…」
まさか”マルマル”の地下スウィーツの事なんて言えないでしょう;
もし口を滑らせでもしたら、今度は足を踏まれるどころの話じゃなくなるよ。
だからあたしは黙秘する事に決めた。
「って、おい!」
「………」
「だんまりか?生意気だな、俺は所属事務所の社長だぞ」
一段と低い声色。
うっ…
イタイとこをついてくるなぁ;
そんなこと言われたって。
だってだって、社長絶対怒るじゃん。
嫌だよぅ、芸能界追放だなんて。
蓮に何て言えばいいのよ。
まさか契約中に”マルマル”の地下で食べ歩きを計画してましたなんて………言えるわけないじゃん!
あぁ、ちゃんと聞いてればよかった。

