俺様☆姫様★王子様 2 【完】


ゆっくりと丁寧に何度も愛撫されると、更に身体は高揚していく。

片方の膨らみから更に落ちていく滑らかだけど男らしい指は、誰も触れたことの無い部分へと滑り込んできた。


「ほら、ちゃんとこっち見て?」


得体の知れない感覚に、体を強張らせるけど。


「……あっ……はぁん…れんっ……ダ…メっ……」


ちらり視線がぶつかると、恥ずかしいどころじゃなくなっていて。

壊れてしまいそうなくらい、高鳴る胸、熱くなる肢体。


全身を蓮に絡み付けると、ブラウンの髪がはらりと落ちて、顔を隠す。


「大丈夫、力抜いて。……姫華、可愛い」


左手であたしの髪を掬い上げると、軽くキスをする。

蓮から創造される全てが甘い。


「……やっ…んっ……あっ……くふっ……」


「その顔、堪んねぇ。もっと。…もっと見せろよ」


頭が痺れるような、浮いているような感覚に、夢か現実かわからなくなってきた。


「………ぁんっ…ふっ…」


「そう、いい子。ほら、我慢しなくていい。もっと声出して」

「…あぁっ……やっ…はんっ…んっ…んっ…」


激しく繰り返される甘い振動に、どんどん気が遠くなってきて……。