ゆっくりと丁寧に何度も愛撫されると、更に身体は高揚していく。
片方の膨らみから更に落ちていく滑らかだけど男らしい指は、誰も触れたことの無い部分へと滑り込んできた。
「ほら、ちゃんとこっち見て?」
得体の知れない感覚に、体を強張らせるけど。
「……あっ……はぁん…れんっ……ダ…メっ……」
ちらり視線がぶつかると、恥ずかしいどころじゃなくなっていて。
壊れてしまいそうなくらい、高鳴る胸、熱くなる肢体。
全身を蓮に絡み付けると、ブラウンの髪がはらりと落ちて、顔を隠す。
「大丈夫、力抜いて。……姫華、可愛い」
左手であたしの髪を掬い上げると、軽くキスをする。
蓮から創造される全てが甘い。
「……やっ…んっ……あっ……くふっ……」
「その顔、堪んねぇ。もっと。…もっと見せろよ」
頭が痺れるような、浮いているような感覚に、夢か現実かわからなくなってきた。
「………ぁんっ…ふっ…」
「そう、いい子。ほら、我慢しなくていい。もっと声出して」
「…あぁっ……やっ…はんっ…んっ…んっ…」
激しく繰り返される甘い振動に、どんどん気が遠くなってきて……。

