な、何いっちゃってんのぉぉぉぉぉ!!?


萌え蓮がエロ蓮になった!

いや、むしろこっちのが本物かもしんないけどっ。

けどけどっ!!



「絶対イヤ!!無理!」


強く言い切るあたし。
だけど蓮は、クルッと進行方向を変えてスタスタ。


「良いこと思いついた」


妖艶な笑みを溢すと、あたしがまだ立ち入ってないドアを、器用に肘で開けた。


「わっ!なにっ?」


眩しく輝く室内。

そこは一面真っ白で多分大理石。これまた無意味に広いし。

一々照明がキラキラしすぎだと思うんだけど!


っていうか。

良く見たらここ……



「バスルームっ!!!!」



「るせぇなぁ。だからイイコト思いついたんだって」


また妖しげに笑う。
絶対良いことじゃないやい!

あ、でもわざわざお風呂に入るために連れてきてくれたんだろうか。

ふむ。
なら少しは感謝かな?