「あ~ん♪」


調子に乗って、どんどん蓮の口に運ぶ。


「あのさ…」


「なにっ♪あ、これも美味しそうだよ♪」


もう、最高っ!
甘えてる蓮ってば、超可愛い♪

ぱくぱく食べてくれるその姿、超レアだ!

雛鳥みたいで、どんどん食べてって感じ!



かれこれ、30分くらいしたところで、蓮の口が開かなくなった。


「ん?まだあるよ?ほら、あ~…「もういい」


「え~、もっとしたい~」


「腹いっぱいだし。つかお前はもう喰わねぇの?」


「うん!大丈夫!」


蓮の雛鳥姿見てるだけでお腹一杯。
とかいって、先にひとりでいっぱい食べちゃったからんだけど。


「ふ~ん」

と。

ナニやら妖しく光る、漆黒。


ズン、と身を乗り出してきて。


「じゃあさ、今度は俺の番な?」


「やっ、えっ?はっ?」


「姫華だけ楽しんじゃってさ。次、俺が楽しむ番じゃねぇ?」


そう言って、ガタンと椅子を鳴らした。