ぐわんぐわん、と揺れる蓮。
暢気な蓮に腹がたってきた。
「あんたがやったんでしょうが!死んじゃったら悲しむのは蓮でしょ!?」
って叫んだところで、蓮がようやくいつもの顔に戻った。
わかってくれればいいの。
気付いてくれれば、それでいいの。
「じゃあ、病院行こう?」
「……ぷっ…クク……」
「早く!」
「……………ぶはっ!」
はっ!?
「何で笑うの!笑うとこじゃないし!早くして!病院ドコ!?」
捲し立てるあたしに、蓮は爆笑。
っんとに、この人はっ!!!
「いい加減にっ「おまえウケるわ」
は?
何でウケられなきゃなんないの?
この非常事態に、笑ってなんてらんないでしょうが。
あたしの中の怒りのボルテージが、急激に上がった。

