俺様☆姫様★王子様 2 【完】



ふらついたのは直ぐに治まって、カインに手を持たれながら砂浜に降り立った。



「うっ…わぁ……、なに」




白い砂浜、蒼い海。

海と空が溶け込んでしまったみたいで、境目が何処なのかわからない。


余りにも見事な蒼に、言葉を忘れちゃう。



そんなあたしをカラカラと笑う一人のチャラ男。


もとい、カイン。



ぶすっと睨んでやろうとすると、突然海岸を走り出した。


「はっ?」


何なの?あのコ。

シャツの裾を翻して砂ぼこりを立てている。

猛ダッシュしてるし…;



ぽかんと見てると、止まったと思うと、突然カインがこっちに向かって何か叫んだ。


「なーにー?」


口元に手をあてて、遠くまで声が届くように叫んだ。