着陸したってゆうのに、揺れを感じなかった。
きっとパイロットの人も、超一流なんだろうね。
流石、中谷財閥。バンザイ!
って。そんなことより!!
「カインっ!」
カインはあたしの手をするりと抜け出して、もう外に出ようとしていて、あたしに背を向けて機外に半身出してる。
「ねぇっ!カインってば!答えなさいよっ」
背中に叫んだら、振り返ったカインは、ニカッと歯を見せた。
「ちょっ「ヒメっち~!早くおいでよ~」
悪びれる様子もなく、手招きなんかしちゃってる。
ホント、なんか振り回されっぱなしだ。
さっきも聞きそびれちゃったし。
あのコ一体何がしたいのよっ。
とか思いつつ、カインが待つスロープへ向かうべく、重い腰を上げた。

