そんなことを考えていたら、不意に足元に何かが触れた。
正確には、膝上に。
生暖かいモノじゃなくて、それは…。
正気を取り戻したら、蓮が口を開いた。
「こんなぴらぴらしたのなんか履くなよ」
「ふぇ?」
うわっ!さっきの衝撃で捲れ上がったスカートを直してくれてたのか!
なぁんだ!ゴメン、変なこと考えて。
こっちが恥ずかしくなったじゃない。
直してくれただけなんだね?
早とちりしちゃった!テへッ☆
………。
「じゃないよっ!!」
「んだよ、耳元で叫ぶなって」
むむむっ、無理!
だって体制はなんもかわらないじゃない。
依然あたしの上に乗ったままじゃない!
重いわよ!
苦しいわよ!

