かれこれ10分くらい経ったんじゃなかろうか。

いよいよ息苦しくなってきた!

蓮の胸をバシバシ叩いて、アピール。


「……んっ…くふっ…」


それでも止まない、キスの嵐に堪えきれなくなったあたしは、吸い付く蓮を無理矢理剥がした。


「……はぁ、はぁ…れん……長…いっ!」


乱れた呼吸で、必死に酸素を取り込む。


もしや蓮は、あたしを殺す気なんじゃないだろうか?

あたし、キスで死ぬんじゃないか?


まぁ、蓮のキスで絶命するなら、それも有りかもしれない。