俺様☆姫様★王子様 2 【完】



………と思ったのに、体が重くて起き上がれない。


なに?

なんで??






堪らず目を開けた。















「おはよう、眠り姫」














あたしの肩を掴んで怪しく笑みを落とす、心の中で繰り返し呼んでいた愛しい人が。




「えっ?ちょっ…待って。何で?どうして?」


「お前さぁ、いくらなんでも人殺しはねぇだろ」


「は?」


蓮様、ちょっとご機嫌ナナメ?
っていうか、そんなときでもまたあたしは口走ってたってことかいっ!

でもさっきまでの恐怖心は嘘みたいに無くなって、ほっとした。


「何の事でござる?」


あ、やば。変な言い方になった。


「お前、それ新しい遊びか?それとも俺をおちょくってんのか?」


「滅相もございましぇん!」


しまった;