ママとあたしが立ち尽くしていると、すたすたとホテルに向かって歩き出したパパ。
あたしは小首を傾げてママと目で会話……
なんかパパって、普通?
二人とも声には出さなかったけど、思ったことはどうやら同じみたい。
すると、あたし達が着いてきてないことに気付いたパパが振り返って手招きをした。
「早く来なさい」
?
「早くっ」
??
何を焦って…
「もう我慢の限界っ」
!!??
パパは荷物をその場に置いて、走って行っちゃた。
って、ちょっとぉ!!
パパどうしちゃったの!?
そしてこのでっかい荷物どうすんのよっ。

