「本当に仲が良いなぁ」 笑顔のパパはあたしを見ながらそう言った。 いや…仲が良いっていうか、これはバカにされてるだけなんだと思うけど……。 「姫ちゃんはオテンバさんだから、大人の蓮くんが付いててくれたら安心だわね」 ママまで……。 「オテンバさんってママ、あたしそんな子供じゃないよ」 「あ~らそうかしら?頬っぺたにご飯粒つけてても子供じゃないの?」 えっ?嘘っ!? 「どこっ?」 慌てて頬に手をやったら… 「ひゃっ」 蓮の綺麗な手が延びてきて、一瞬頬に触れたかと思うと直ぐに引っ込んだ。