「蓮くんのせい?君がそんな風に思う必要はないよ。姫華の性格をわかっているだろう?」
「……はぃ…。でも芸能界なんて非日常な世界…」
「どんなことでも自分が納得しなければ、頑として動かないこの子がやるっていったんだから、わたしは応援してやるつもりだよ」
「……ありがとうございます。寛大なお父様で感謝してます」
なんかちょっと……
「噂通り、本当に君は素晴らしい青年だね。流石日本が誇る俳優だよ」
「とんでもないです、誇るだなんて」
ちょっと……
「いやいや、本当にそうだよ。君の作品をいくつか見せてもらったけど、どれも素晴らしい!」
初めて会ったんだよね?

