奏太がいなくなってもなにも思わない。 むしろ、その方がいいって感じだった。 それに家族全員、奏太に興味なかった だから、夕飯もその日は用意されてなかった。 アタシは鼻で笑った。 『やっぱり、あんたいらないんだよ』 そう思った。