貴方の私は最低な女。






「…………ごめん。」






それだけを言って、私は部屋を出た。







外の空気はとても澄んでいた。






汚れた私がこの空気を汚染してしまうんではないか。



そんな気がして、息をするのを止めた。






口からも鼻からも空気は出ていかない。






この綺麗な空気を汚す心配はない。






「ハァハァハァ………」