「お兄ちゃんは……アンタなんかと出会わなければ殺されることなんてなかった。」 遥の態度が急変した。 「アンタに出会わなければお兄ちゃんはまだ生きれたのに!!!」 遥の怒声が部屋中に響き渡り、みんなが私と遥の方を向いていた。 その通りだった。 私がリョウと出会わなければ………